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日本鉄鋼協会の会報「ふぇらむ」に磁歪クラッド材の応用開発の記事が掲載されました。

お知らせ

 一般社団法人日本鉄鋼協会の会報「ふぇらむ」2025年3月号(Vol.30(2025) No.3)の巻頭グラビア特集記事に「農業分野で注目される磁歪クラッド材」が掲載されました。開発事例については、当社が寄稿した「磁歪クラッド材と農業技術への挑戦・貢献」で解説しています。

 当社が開発した磁歪クラッド材は、従来の磁歪材料に比べて量産が容易で耐久性に優れているだけではなく、狙った周波数の振動を瞬時に発生することが可能です。これらの特性を活かし、環境(振動)発電、センサー、アクチュエーターなどの幅広い応用が期待されています。

 最近の農業分野の研究から、昆虫は仲間とのコミュニケーションに振動を利用しており、トマトの害虫であるコナジラミ類も特定の振動を通し生殖行動のためのパートナーを探していることがわかってきました。磁歪クラッド材を応用した振動装置「トマタブル」は、コナジラミ類が使う振動を発生してパートナー探しを混乱させ、害虫の数を減らしていきます。さらに振動によりトマトの受粉を促進する効果も確認されています。

 当社では、減農薬とあわせて収量増加が期待される振動技術を用い、トマト以外の作物での実証研究も進めています。

「農業分野で注目される磁歪クラッド材」は以下のリンクからご参照ください(日本鉄鋼協会のホームページが開きます)。

・「農業分野で注目される 磁歪クラッド材」(巻頭グラビア特集記事)