製品販売価格および熱処理加工料金の値上げについて(2024年4月5日)
お知らせ
東北特殊鋼株式会社(代表取締役社長:成瀬真司)は、特殊鋼鋼材、特殊合金、精密加工製品の販売価格および熱処理加工料金につきまして、すべてのお客様を対象に、2024年4月契約分から値上げいたします。
当社では、ここ数年の原材料、エネルギー、副資材コストの高騰に対しては、原価低減活動などを推進し対応するとともに、サーチャージ制度(合金、スクラップ、エネルギー)の導入をお客様にご理解頂き、安定供給に努めてまいりました。
しかしながら、近年の急激な労務費、外注費などの上昇分については、原価低減活動などで吸収するまでには至らず、「物流2024年問題」に伴う物流費の増加、更に安定供給の継続(BCP対応)やカーボンニュートラル実現に向けた取組みが必要であり、諸コストの上昇は経営環境を厳しくしております。
この状況において、特殊鋼鋼材、特殊合金、精密加工製品の販売価格および熱処理加工料金につきまして、価格改定を行うこととしました。
あわせて、不採算品の価格改定についても、対象品納入先のお客様のご理解を得ながら進めてまいります。
なお、原材料、エネルギー、副資材、労務費および物流などの更なる諸コストのリスクについては、引き続き今後の動向を注視し、それらの状況によっては更なる値上げを検討していきます。
- 製品毎の改定額(労務費、外注費、物流費、BCP対応費など)
特殊鋼鋼材 トン当たり35千円以上(原材料メーカーの値上げ分を含む)
特殊合金 トン当たり5%以上
精密加工製品 部品単価10%以上
熱処理加工 熱処理単価5%以上
不採算品につきましては個別の対応とさせて頂きます。
- ・時期:2024年4月契約分から