当社の「博士号取得支援制度」を利用し、従業員2名が大学院博士課程に入学しました。
お知らせ
近年、特殊鋼メーカーを取り巻く環境は、自動車の電動化、世界的なカーボンニュートラル、そして半導体産業の技術革新など、大きく変わってきました。このような環境の中で当社が特殊鋼メーカーとして成長を続けるためにも、社会の潜在的なニーズを捉え研究開発の機会を逃さず、高度な技術の確保と知的財産・資産の構築を進めていかなければなりません。
当社は2021年度に博士号取得に必要な費用等を支援する「博士号取得支援制度」を制定し、時代の潮流に先んじた技術革新や社会課題の解決に貢献する人材の育成を目指すことにしました。この制度の下、2030年度までに6名の博士号取得を目標として掲げております。
今年度は2名の従業員が当制度を利用して大学院博士課程進学を志望し、2023年10月に両名がそれぞれ東北大学大学院と電気通信大学大学院の博士課程に入学しました。
2022年度には2名の従業員が東北大学大学院の博士課程に入学しており、合計4名の従業員が博士課程に在籍することになりました。4名の社会人ドクターは、博士課程在籍の中で新素材の開発、特殊鋼の機能を改善する特殊処理の開発、そして新規用途の創出などの研究活動に従事することになります。
当社は今後も「ものづくり」の源泉である人的資産を重要な経営資本と位置づけ、投資を継続してまいります。